あんまり覚えてないや

ポップカルチャーを忘れないようにつらつらと。

土方宏史『さよなら、テレビ』

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業界をざわつかせたドキュメンタリーの劇場版。

テレビ局の局員・契約社員制作会社の派遣社員の3つの視点から、今のテレビ報道の抱える闇をひも解かれていき、考えさせられた。その中でも「ドキュメンタリーの現実って何?」という契約社員の記者の言葉が印象的だった。派遣の渡辺君はこっちがひやひやするほど情けなくてヘラヘラしてるけど、どこか憎めない素敵なキャラだったなー渡辺君がやらかすたびに、客席からため息とか笑い声が生まれて面白かった。彼が主人公の映画といっても過言ではないと思う。猫の殺処分と派遣切りが同時進行で描かれるところも深く考えさせられた。ドキュメンタリーって何だ?演出って何だ?たくさんの問いが生まれたな。インパクトがとてつもないすごいドキュメンタリーです。