あんまり覚えてないや

ポップカルチャーを忘れないようにつらつらと。

THE EMPTY STAGE 2019

8月17日(土)

今日は「THE EMPTY STAGE」を観に新宿FACEへ。
‘台本なし、道具なし。そこにあるのは芸人の腕とパフォーマンスのみ‘
このキャッチコピーに惹かれ、前からずっと気になっていた舞台で楽しみにしてました。「即興」をテーマとしたお笑いライブ・・・面白くないわけがない!
 
ライブの構成は、ショート即興コント・ロング即興コント・ワンマントークショーで各公演でメンバーは変わるスタイル。特にワンマンを任されるのはエース級の芸人で、どの公演を観ようか悩んだが霜降粗品回を申し込み運よく当選。ここ2年、霜降りのラジオに生かされている自分にとっては最高の回だ・・・
 
ライブはショート即興コントからスタート。
メンバーはダイノジ大地、レインボーなど登場。色んな即興ネタが繰り広げられ、各ネタ3分程度で小刻みでテンポよく面白かった。「シーン」という、ゲームマスターがベルを鳴らせば納得いくシーンができるまで何度もプロットを考え抜かねばならない即興ショートコントや、3分間あるテーマに対して舞台センターで知識を繰り広げていき、少しでも根拠の弱い部分があれば待ったを入れてさらに知識を上塗り、最後にセンターに立っていたものが勝利という企画が特に面白かった。ダイノジ大地さんは貫禄あってかっこよかったなー
 
続いて待望の粗品ワンマンショー。
お客さんから事前に粗品に聞きたいことを紙に書いて提出してもらい、それをランダムに引いてテーマトークしていくスタイル。そのトークはまだテレビやラジオで話したことない初出しだけとのこと。休日に後輩とトリックアートを観に行った話、カラオケの歌い方の話など粗品らしい珠玉のトークに酔いしれた。中でも粗品TVのまだ誰も気づけてない伏線の話や制作裏話はしびれたなー。あっという間に時間が過ぎた。ずっと聞いてたいくらい最高でした。ほんと久しぶりにマイク1本あればいくらでもお金払える芸人ですね粗品さんは・・・サブカルや音楽の造詣も深いし、エンタメ・お笑いに対するこだわりの強さとプロ意識は本当に尊敬します。粗品サブカル番組とかみてみたいなー
 
ラストはロング即興コント。
お客さんから主語と形容詞をもらって、その言葉をテーマにした即興劇。
正直、粗品のバキバキの話術に酔いしれた後だったので長いし時間を何とか間延びさせようとしてるだけのお遊戯会で観ていられなかった。これは芸人さんのレベルの問題というか、即興×長尺は掛け合わせてならないものだと思うな。即興の持ち味の爆発力と切れ味は、店舗の良さとスピード感でこそ活きるんじゃないかなー
 
何はともあれ、何もない舞台に体一つで頭バキバキに働かせて笑いを生み出す芸人さんはかっこよかったです。ほかにも霜降せいや、ジュニア、コヤブ、麒麟川島のワンマン回とかもあったので全部見てみたい。来年も観に行きたいなー