あんまり覚えてないや

ポップカルチャーを忘れないようにつらつらと。

和山やま『夢中さ、きみに』

今年最高傑作に違いない。

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

 
久しぶりに震えるほど感動した。めっちゃ好きだ・・・
男子高校生の青春の1フレームを切り取った短編集なのだが、誰しも学生時代にきっと出会っていたに違いない瞬間、感覚、空気感が丁寧に描かれている。
登場人物の表情が本当に印象的で、色んな青春の顔が見れて心が洗われるような優しい作品。
物語も、青春時代の何となくあの嫌な空気感やもどかしさ、そしてふとしたきっかけで訪れる無敵感をフラッシュバックさせてくれる。本当に何度も何度も大切に読み返したい作品だ。
巷では結構話題になっていて、書店では品薄状態が続いていて手に入れるのが困難らしい・・・
青春真っただ中の子どもから、社会で戦う大人たちまでいろんな人に読んでもらいたいなー
ほんといい作品に出会えました。